大きな恐ろしい何かあるいは超越者と捕食者について。『ドン・ファンの教え』を読む。
Contents 大きな恐ろしいなにか捕食者という存在すぐ近くにある怖いもの大きな恐ろしいなにか ぼくがむかしむかし、女川で感じた無力感と虚無感を先日書きました。心にしまっていたものを取り出して眺めてみました。そこに後悔はありませんが、いまだに自らの無力を感じます。理不尽な現実は極めて強固で巨大であり、どこから攻めて行けばこの現実を覆せるのか、ぼくはいまだに途方に暮れてしまいます。本当はこうしてあげられたら、あるいはこうできたらいいのに、とぼくの心は叫びますが、実際にはどうすることもできない。この弱虫め ...
世界は感情で編まれている、としたら
先日なんとなくぼーっと考えていたときに降りてきたビジョン。人は人に対して、いろいろな感情を持つわけだけど、それは感情として単体で存在するわけではなく、何等かの力学的な働きを持っているのではないか、ということ。ドラマの人間関係図でよくあるように、人と人との間に⇔か何かが引かれて、嫉妬とか憧れと恋慕とか、その関係における感情のラベルが貼られるあれ。あれはまさに現実なのではないか、というのがこのぼくの思念です。 感情の交流、交感が人々の関係性を力学的に構成しているとすると、それをちゃんと感じ取る能力は極めて大切 ...