マーケティングは買い方の知識体系へ。商品お薦め人が新時代のマーケターだ。
Contents ぼくがしていた仕事優れた商品は必ず見出される世界は一気に変わるぼくがしていた仕事 ぼくは広告代理店でマーケティングプランニングの仕事をしていました。それ自体は楽しい仕事でしたが、11年で会社を辞めました。なぜなら「ここでの仕事はなにかが違うぞ」という直観があったから。ぼくが考えることやこれがいいなと思うアイデアは、広告代理店ではあまり中心的なものではなかったようです。これまで商品やサービスを企画したり製造したりするのは企業の仕事でした。そしてそれらを広告という手段を使って一般の人たちに知 ...
若いうちの苦労は買ってでもせよ。イチローとぼくの話。
Contents イチローの現役引退宣言ぼくを鍛えてくれたオリックスとの仕事財産になる仕事をしようイチローの現役引退宣言 イチローが現役を引退宣言しました。ぼくと野球は何の関係もないし、野球にも何の興味もないのですが、実は今日記しておくべき大事なことがあると思い、こうしてブログを書いています。ぼくは1989年、平成元年に社会人になりました。翻ってイチローのプロ野球人生は1991年に始まっています。そのイチローは昨日45歳で現役引退を宣言し、たくさんの報道陣を前に今までのイチローとは異なる印象を伴って会見 ...
ぼくがかつていた「広告という名の狭い世界」について
Contents 広告屋さんの勘違いただ売ればいいという悪Social good?広告なんてやめちゃいなよ広告屋さんの勘違い 数日前に投稿されて業界関係者の間で少し話題になったブログがある。(もうブログは削除されてしまった様子)書いた方はおそらく職業コピーライターでその業界団体である東京コピーライターズクラブ(TCC)を批判している。批判されているのは「誰に褒められたいんですか?」という業界内のコピーコンテストのキャッチコピーである。業界内コンテストの告知ポスターで業界の御大が登場し、「俺たちの誰に褒めら ...
ぼくが広告代理店を辞めた訳。むかしむかし、女川で思ったこと。
ぼくはかつて大手広告代理店の博報堂という企業に勤めていました。そこでのぼくの仕事は商品をたくさん売るための仕組みや広告を考えることでした。その仕事は基本的に楽しいものでした。そう、平時なら。そもそも有事を前提にしたビジネスなんて、兵器製造くらいしかないか。(笑) そんなある日、僕は東北地方の電力会社の仕事をしました。原子力発電所がある地域につくられる場合、電源交付金という名のお金が自治体に落ちます。要は原発という可能性と同時に夥しい危険を孕んだ存在を受け入れてくれた自治体への報酬が電源交付金です。この ...