旧いデジカメは結構埋もれている
デジタルカメラは日進月歩、毎年改善されて
性能アップしていきます。
データだけを見ると最新版が最強で間違いない。
でも実際に使用して、そのリターンを考えた場合、
必ずしも最新である必要はなかったりします。
ぼくも人後に落ちないガジェット好きなので、
どうしても新しいものに手を出しがちですが
ことカメラに関しては、最近、少し立ち止まって
昔使っていたモデルを再活用してみたくなりました。
オフィスのクローゼットに眠っていたのは、
リコーのGRデジタル(初代)
それと、同じく、
リコーのGX200
です。
前者は2005年のモデル。後者でも2008年ですから、
いずれも10数年以上昔のデジタルカメラということになります。
デジタルカメラの性能を決めるもの
デジタルカメラの性能は、
①レンズ
②センサー
③画像エンジン
④操作系
⑤Wifi等の連携機能
から成っています。
これ以外にデザインやブランド価値などがありますが、
機能的価値に絞ってみれば上記5つと言っていいでしょう。
新しい機種は②のセンサーサイズと③の画像エンジン、
さらに⑤の連携機能で優位です。
リコーで言えば最新のGR3はAPS-Cサイズのセンサー。
SONYのRX100シリーズは1.0型です。
CANONの一眼レフの上位機種はフルサイズ。
ミドルレンジ以下はAPS-C。
GRデジタル(初代)とGX200のセンサーは1/1.7型。
センサーは大きいほど高精細な画像を処理することができます。
だからここにおいては旧いカメラは圧倒的に劣ります。
参考になる個人の方のブログがあるので、
リンクを貼っておきましょう。
③の画像エンジンも世代が旧いと格段に性能が落ちます。
これはiPhoneなどのスマホを想像してもらえれば、
性能の差異がわかりやすいかも知れません。
iPhoneの登場は2007年。現在のiPhone11との間には
13年の隔たりがあります。
しかし撮れる写真のレベルはそれこそ天地の差。
その差を作っているのはレンズ性能ではなく、
CPUの性能差による画像処理というわけです。
今回の旧いデジタルカメラに話を戻しましょう。
②センサーサイズと③画像エンジンでは圧倒的に劣る、
旧いリコーのカメラ。
でも①のレンズは定評あるGRレンズであり、
この点は最新のGR3との差はそれほど大きくないと言えます。
また④の操作系もリコー伝統のシンプルなもので、
こちらも大差ないと言っちゃいましょう。
SDカードリーダーが重要
そして⑤の連携機能ですが、
これは使い方次第でまったく問題になりません。
ぼくはGRデジタルとGX200のSDカードを
アップル純正のSDカードリーダーを介して、
iPadProに取り込んでから、
Lightroomで加工しています。
このやり方であればWifiは不要ですし、
取り込みスピードも爆速なので
ほとんどノーストレス。
お薦めです。
↓下の画像がアマゾンのリンクになっています。
つまり最後はアウトプットされる写真の違い。
最大の変数はカメラマンの腕。
GRデジタルについていえば、有効画素数は813万画素であり、
最新のGR3の2424万画素の約3分の1の精細度。
でも使用する場面がウェブサイトであれば
それほど大きな差異にはならない気もします。
ということでGRデジタルとGX200を
このpolyphonyのメインカメラとして
当分は写真を撮っていきたいと思います。
GRデジタルで少し撮ってみた作例ですが、
十分じゃないでしょうか。