ROADBIKE WHEELS

ロードバイクに乗るならこれ持ってなきゃ。まず最初に揃えるべき基本装備10選。

Roadbike

ロードバイクを手に入れたなら

ロードバイクに乗るぞ、と決めてとうとう手に入れたとしたら、それは嬉しいでしょうね。平均的には20万円は下らないロードバイク。買うのにもそれなりに勢いが必要です。

でも何しろオヤジがロードバイクを始めるのだとすると、とにかく「始める」という事実が大事です。何度も言いますが、あーだこーだと蘊蓄沼に落ちては行けません。オヤジには時間がないのです。一日でも早く始めることをお薦めします。

オヤジのためのロードバイクの始め方はこちらのポストをどうぞ。ロードバイクがいいなと思ってから始めるまでに必要なステップを紹介しています。

とにかくポルシェと同じく、宝石のように美しい自分のロードバイクを手に入れることができたらその喜びを噛みしめると同時に、これからのロードバイクライフに必要なアイテムを揃えていきましょう。

ロードバイクを始めるのに不可欠なアイテムとは?

ロードバイクを始めるにあたり、とりあえずこれくらいは無いとダメかな、というアイテムがあります。それも結構な数あります。だからこれにも相応のコストが必要です。

ロードバイクを購入する際にはこれらのアイテム予算もあらかじめ考慮しておく必要があるのをお忘れなく。ぼくが考える最終的に必要なアイテムは以下の通りです。

【基本装備編】
➊フロントライト
➋リアライト
➌グローブ
➍ヘルメット
➎ロードバイク用サングラス
➏ボトルケージ
❼ボトル
❽インフレーター(空気入れ)
❾ビンディングペダル
❿ビンディングシューズ(+クリート)

【アパレル編】
➊サイクリングジャージ
➋サイクリングパンツもしくはビブショーツ
➌ソックス
➍サイクリングキャップ
➎アームカバー
➏ウィンドベスト
❼ウィンドブレーカー
❽冬用ジャージ
❾冬用タイツ
❿冬用グローブ

【その他運用編】
➊サドルバッグ
➋タイヤレバー
➌替えチューブ
➍インフレーター(携帯用)
➎ワイヤーロック
➏サイクリングコンピュータとセンサー類

いや驚いた、なんだかんだで26アイテムもあります。でもこれらはぼくが3年間で実際に購入したアイテムです。ここからは数回に分けて、アイテムの紹介と購入のコツを解説していこうと思います。

まずは基本装備編10アイテムの必要性を考えてみた

25アイテムにはその必要性に若干の差異があります。その必要性には時間軸も入ってくるため、ロードバイク購入当初に必要なものと後から集めればOKばものがあります。

ビギナーにはわかりにくいこともあると思うので、個々のアイテムについて、ぼくの見解をまとめてみます。

フロントライト

これは絶対に必要。自転車には保安部品を装着する義務があります。厳密に言うとトンネルなどの暗所においては「尾灯」つまりリアライトは装着しなくてはなりません。フロントはその限りではないのですが、日中以外にロードバイクに乗る可能性も否定できませんし、トンネルなどで対向車がある場合も想定すると視認性を上げるためには絶対に必要だと思います。

ぼくはボントレガーのこのタイプ(旧モデルですが)を装着しています。マイクロUSBで充電して使います。7,800円(税抜)と安くはないですけどね。

Bontrager Ion 450 R Front Bike Light | Trek Bikes (JP)

CREE LED、集中照射パターン、5種類のモードで夜間は前方を照らし、日中は視認されよう。Ion 450 R フロントバイクライトは、最長2km先から視認できるフラッシュ、フォーカス、レンジを備え、日中用ライトとして使うことができる。 付属のQuick Connect ブラケットなら、ライトを充電のために着脱するのが簡単だ。

リアライト

これまた絶対必要なアイテムです。上述の通り、リアライト(尾灯)は道路交通法で装着が義務付けられている(暗所での装着)ため、無灯火と認定されると5万円以下の罰金となる可能性があります。

しかしそれ以前にリアライトは極めて重要なので必ず装着しましょう。クルマから見て、路肩に近い場所を走るロードバイクは視認性が低く、トンネルなどの暗所、早朝や夕方、夜間などではさらに視認性が下がりますから、とても危険です。リアライトは必ずロードバイク購入時に同時に買いましょう。

ぼくが利用しているのは、同じくボントレガーのこのタイプ。マイクロUSBで充電できる最も小さなタイプですが、発光パターンも複数あって十分高機能です。こちらは4,800円(税抜)です。

Bontrager Flare R City Rear Bike Light | Trek Bikes (JP)

Flare R City テールライトは日中でも被視認性を発揮、シティーライド用に設計されている。幅広い照射範囲、集中照射、注意を引く点滅パターンが、日中でも900m先からの視認を可能に。内蔵の光センサーが自動で輝度を調節、さらに付属のQuick Connect ブラケットを簡単に外せば、同じく付属のUSBケーブルで充電できる。 Flare R City テールライトの35ルーメンの輝度と広範囲の被視認性が、昼夜を問わず、あなたを都市部の道路で最も注意力を引く存在にする。

グローブ

これも絶対必要。普通のチャリンコと違ってロードバイクは高速で走行します。フレームはカーボンやアルミですが、路面からのフィードバックはとてもダイレクトです。

さらにロードバイクに乗る姿勢はかなりの前傾です。体幹ができてきて、腹筋と背筋で上体を支えられるようになれば問題ありませんが、乗り始めた当初は身体の使い方が分からず、手首に体重がかかってしまいます。

ロードバイクに乗ったおそらく誰もが手首や手のひらに痛みを感じるはず。それを軽減してくれるのがグローブです。落車しない限りにおいては、ヘルメットよりもグローブの方が大事とさえ言えます。

ぼくはグローブもロードバイク購入時に同時に買いました。比較的地味なブラック/ホワイトの夏用グローブです。これは3,600円くらいと3年前から大きく変化なし。

Bontrager Circuit Cycling Glove | Trek Bikes (JP)

Bontrager Circuit Cycling Gloveに乗って記憶に残るサイクリングを今すぐ探す

ヘルメット

これも問答無用で絶対必要。ロードバイクはライドの平均時速で25キロ、巡行時速は35キロ、最高速度はシチュエーションにもよりますが、50キロ以上は普通でしょう。この速度で落車、転倒したら、と想像するとヘルメットの必要性は誰もが理解できるはず。

バイクのヘルメットに比べるとかなり簡易に見えますが、これは軽量でないとむしろ危険だからでしょう。ヘルメットもロードバイク購入時に同時に購入しました。トレックストア昭島だったかな。

今売っている商品の中だと、これが最も近いかな。こちらのブラックを購入しました。プライスは1万円強。これも大きく変わっていないですね。

Bontrager Starvos MIPS Cycling Helmet | Trek Bikes (JP)

Bontrager Starvos MIPS Road Bike Helmetに乗って記憶に残るサイクリングを今すぐ探す

ロードバイク用サングラス

これも必需品ですね。通常のサングラスで代用することは不可能ではありませんが、なるべく早いタイミングで購入すべきアイテムです。なぜなら、以下のような必要性があるからですね。

  • ロードバイク用サングラスは偏光レンズで日中のロードが良く見える
  • 空力特性の良いフォルムで風の抵抗が少ない
  • 広範囲をカバーするレンズでムシの直撃を避けられる

上記の3点がロードバイク用サングラスを使用すべき理由です。普通のサングラスだと風の抵抗をかなり感じられると思います。そして最も危険なのはムシの直撃です。ロードバイク用サングラスは面積が広いものが多いのでムシの直撃にはかなり有効です。ぜひ装着されることをお薦めします。

ぼくが使っているのはオークリーのPrizm EVzero SWIFTというモデル。2万円弱でAmazonで購入しました。結構気に入っています。

↓下のサムネイル画像がAmazonへのリンクになっています。

公式サイトでの商品紹介はこちら。

Oakley EVZero™ Swift (Asia Fit) - Polished Black - - OO9410-0138 | Oakley JP Store

A sculpture inspired by sharp angles, this double-edged approach to eyewear matches style with performance, and its self-assured look revels in originality while giving you an expanded field of view.

ボトルケージ

ボトルケージとは水分補給用のボトルをロードバイクに装着するためのパーツです。ロードバイクのライドにおいて水分補給は極めて重要です。夏場は2本のボトルがすぐにカラになるくらい。

たいていのロードバイクはボトルケージを2つ付けられる仕様になっているので、迷わず2つ付けてください。最初は要らないように思えるかも知れませんが、絶対に使います。2つ付けましょうね。

自分のロードバイクのカラーリングなどと相性のいいカラーのものを選んで下さい。それもまた楽しみのひとつです。ボントレガーのボトルケージはぼくが購入した頃とはデザインが変わっているみたい。↓のタイプは2,000円強だから、結構リーズナブル。もちろんより軽量な高級品もあります。その辺はお好みで。

Bontrager Elite Water Bottle Cage | Trek Bikes (JP)

Bontrager Elite Water Bottle Cageに乗って記憶に残るサイクリングを今すぐ探す

ボトル

水分補給用のボトルは数回買いましたが、今のところ、1アクションで水分補給ができるのでこれが一番いいかなと思っています。

キャメルバックのポディウム チルです。ボトルケージから取り出してすぐ飲めるのが最大のメリットですね。ここが2アクション(飲み口を引っ張るなど)だと面倒です。

↓下のサムネイル画像がAmazonへのリンクになっています。Amazonでは1,680円くらい。時々価格が変わります。ぼくはこのシンプルなブラックのボトルを2本常備して夏場はライドします。

インフレーター(空気入れ)

ロードバイクに乗り始めたら、タイヤの空気圧には気を使いたいものです。空気圧が高すぎるとタイヤが跳ねたりして危険ですし、空気圧が低すぎるとリム打ちやパンクのリスクが高まります。

ライダーの体重を含めて、適切な空気圧に整える必要があります。そのためには空気圧がしっかりと分かるようなインフレーターを購入しましょう。乗り始めたら結構頻繁に使うことになるので、簡易なものではなく、直置き式のしっかりとしたインフレーターを選んでください。

ぼくが最初に買ったのはボントレガーの以下の同等品です。価格も同じく4,000円くらいだったと思います。これ1台あればロードバイクもクロスバイクも空気を入れられて、空気圧を管理できます。

これ以外にもライドに持っていくための携帯用のインフレーターも必要ですが、それについては続編にて解説したいと思います。

Bontrager Charger Floor Pump | Trek Bikes (JP)

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ビンディングペダル

ビンディングとはシューズとペダルとを固定して、踏み込む力(トルク)を最大化させるためのシステムです。このシステムを使うことで、パワーがより無駄なく活用できます。つまり速く走れます。

その一方で足をペダルに固定してしまうので、うまく外すことができないと転倒するリスクが生じてきます。ぼくが使っているのはシマノのシステムですが、足を外側に捻ることでペダルとシューズが離れる仕組みになっています。

が、前車が急に止まったりなど、不測の事態でペダルから足が離れず、いわゆる「立ちゴケ」したことも数回。これはロードバイク乗りが通る道なので仕方ありません。

ぼくの場合、当初はビンディングペダルを導入せず、普通のペダル(フラットペダル)を使っていました。でも3年以上経って考えるに、最初からビンディングにした方がいいと思います。

ロードバイクは完成品にはペダルが付いていないので、何等かのペダルを買うことになります。その時フラットペダルを買うと、数週間から数か月後には必ずビンディングのシステムに交換することになるのです。

だったら最初からビンディングに行った方がいい。いまのぼくはそのように考えます。

ぼくが使っているのはシマノのアルテグラグレードのペダルです。ぼくの愛車のコンポーネントはアルテグラで組まれているので、それに合わせました。Amazonで買って、トレックストアに持ち込んで装着してもらいました。価格は1万円少々でした。

↓のサムネイル画像がAmazonへのリンクになっています。

ビンディングシューズ

シューズも結構なお値段がします。ビンディングのシステムに組み込まれるシューズにとって最も重要なのは高剛性です。剛性が高いほど踏力が逃げず、効率よく推進力に変換されるというわけです。

なので普通のスポーツシューズに見えても、実はソールの部分が高剛性の素材でできています。高級品だと軽量かつ剛性の高いカーボン製なので、英国製の革靴並みの価格だったりします。

ぼくの場合はとりあえずということでエントリーグレードのシューズを買いました。フィジークのR5というモデルです。購入したのは、なるしまフレンド。フィッティングや後述するクリートの取り付けもあるので専門店で購入することをお薦めします。

シューズはシンプルなデザインで、ダイヤル式で締め付けトルクが調整できるタイプ。履きやすく使いやすいので気に行っています。値段は2万円弱。

↓下のサムネイル画像がAmazonへのリンクになっています。

これ以外にシューズとペダルを密着させるためのパーツ「クリート」が必要です。これもシマノが製造しています。樹脂製で、シューズのソールに場所を調節してネジで固定します。

この固定する場所によってペダルの踏みやすさが変わるので、最初は専門店で詳しいスタッフに調整してもらいましょう。

基本装備編10アイテムで合計いくら?

ここまでロードバイクを始めるための「基本装備10アイテム」について解説してきました。これらのアイテムはロードバイクを買うときに一緒に買うのが望ましいものと言えます。

参考までにぼくが購入したアイテムの価格を合計してみましょう。

➊フロントライト8,000円
➋リアライト5,000円
➌グローブ3,500円
➍ヘルメット12,000円
➎ロードバイク用サングラス20,000円
➏ボトルケージ(×2)6,000円
❼ボトル(×2)3,000円
❽インフレーター(空気入れ)4,000円
❾ビンディングペダル10,000円
❿ビンディングシューズ(+クリート)20,000円
基本装備編10アイテム合計91,500円

基本装備だけで、9万円強という結果に。ロードバイク本体が25万円~30万円はすると思うと、購入初日に35万円~40万円が必要ということになります。

さてこの金額をどう見るか。ぼくは、オヤジがカラダとココロを同時に鍛え同時に癒すことができるロードバイクは素晴らしい趣味だと思っているので、そのリターンを考えればとってもいい投資だと思いますよ。

だいたい行きもしないスポーツジムに毎月2万円払ったらそれだけで年間24万円です。それに対してロードバイクなら、宝石のようなバイクとオタクゴコロをくすぐるアイテムが手に入るのです。

絶対こっちでしょ。

しかしこの段階ではまだ【アパレル編】【その他装備編】に触れていません。眼玉としてはサイクリングコンピュータの導入、さらにロードバイク沼にハマるとホイール交換が待っています。この辺りはまた続編で解説していきます。

深いぞ、ロードバイク。

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